飛行機の時間があり、のんびり出来ないので見るもの見たし、さっさと帰ろうってな感じに内之浦を後に。ナビが相変わらずバカなので多少間違った道を走ったりしつつ、鹿児島空港へ。行きしも気がついたけど、鹿児島空港って高台に作られている。一日目の晩が妙に寒かったのもその所為か。高速を降りるときに取引先の人から電話、今日晩飯食わない？　って。鹿児島にいて、神戸に帰るの９時過ぎですので無理です。来週頭にインドネシア行きですから今回無理ですねーって感じで断る。
　レンタカーを返して、鹿児島空港へ。適当におみやげを漁り、夕食を摂る。やばいなー、足が痛くなってきた。鹿児島空港は３０周年ってことで、３階で特別展示をしていたんだけど、これが良い。いつまでやっているか分からないけど、飛行機に興味が有れば鹿児島空港に立ち寄ることが有れば、是非に。
　で、スカイマークに乗って神戸へ。元々の計画では会社の人に迎えに来て貰うつもりでしたが、所用でキャンセル。仕方がないので、ポートライナーで三宮、家まで歩きに。足痛い、明日、先生とこ行くべきかな？

　看板とナビを頼りに向かいます。ナビの言うことを聞いていると、山道に。車もあんまり入っていないような感じに落ち葉とか積もっているし、おかしいなぁって思っていると、道が柵で閉められていました。あー、一般車は入っちゃ駄目になっているのかなぁ？　とか考えたり、抜け道ないかと探したんですが、抜けられない。
　で、思いつきました。ナビに騙されたのではないかと。で、元の道に戻ってちょっと進むとすんなりと入り口が見つかりました。
　受付で手続きして構内へ。まずコントロール台地へ。３４ｍパラボラは大きいのだろうけど、近くに寄れないから、今一実感としての大きさが分からない。
　２０ｍパラボラは立ち入り禁止で、第５光学観測室と１０ｍパラボラへ行く。その途中の道で、さっき迷ったときの柵が。なんだかなー。
　で、ＫＳセンターに行く。ＫＳセンターは内之浦で唯一稼働中のロケット設備。すっかり忘れていて、神戸に帰ってから気がついたけど、前日に観測ロケットの打ち上げを無期延期していたらしい。もしかして設備内を覗いていたら、そのロケットとか見れたかもしれなかった。
　構内、全部廻ったけどΜ台地の入り口がない。立ち入り禁止の所からしか行けないのかな？　って思いつつ、構内を辞する。あとは受付の建物の隣の資料館ぐらいしかないかな？　って思って車を止める場所を考えて、ふと隣の橋を見てみると、『Μセンター入口』。こっちかー！　看板に受付してくださいとか書いてあるけど、外から素で入れるって、セキュリティーの欠片もないな。
　橋を渡ってしばらく行くと、ありましたよ！　Μ台地！！　柵がしてあるので近づけないし、組立塔とか錆び付いていますが、なんか、感動しましたよ！
　で、宇宙科学資料館へ。さすが、東大と言うか、見学者に媚びていない硬派な展示物です。しかし、中に誰もいないってセキュリティー……。

　高速で、飛ばそうと思っても、一車線しかないので、低速車に捕まると追い越し可能なところまでは団子状態。まぁ、それでも順調に道を走っていると、料金所でナビが『次を右に』って言うので、その通りに運転していくと。ナビ画面内では道無き道を走っている状態に。ナビの地図が古いとは思っても見ませんでした。それでも、道は間違ってなかったようで無事に、内之浦へと続く道に出ることが出来ました。
　昼食を内之浦で摂る予定でしたが、１２時ぐらいになり腹が減ったので、コンビニで飲み物購入。車に戻って……ちょっとタイヤの空気が気になる。……右後輪のサイドシルに疵が。うーん、高速で問題なかったけど、帰りは気をつけた方がよいかな？　それと、運転中、格安の格安故の問題か？　ブレーキの利きが今ひとつ。信号で先頭の時、停止線で止まれなかった。これ、後輪ドラムだよな。車の問題も、分かっていれば対処できるし無問題……ってことにして、大隅半島の海岸線をひた走る。内之浦が近くなってきたなーって思っていると、なにやら不思議な形の構造物が。
　車を止めて看板を見ると、人工衛星追跡用のアンテナでした。元々の場所は内之浦宇宙空間観測所内の気象台地に設置していたものを移設したようです。ここを過ぎると、すぐに内之浦かと思っていたら、まだまだ距離がありました。で、内之浦にやってきました。でも、まずは昼食！
　有名な網元で昼食をいただきました。上刺身定食をいただきました。結構量があったので、お腹いっぱいに。食休みを少し取り、いよいよ宇宙空間観測所に！

　６時近くになったので、南種子の八作という料理屋さんに。早すぎたので他にお客さんは居なかったのですが、ゾウリエビ入り刺身盛り合わせ、豆腐サラダ、トビウオ唐揚げ、ゾウリエビの殻で作った雑炊を食す。トビウオの唐揚げは骨まで食べられて美味。ゾウリエビの刺身は、よく考えればあんまりエビの刺身好きでもなかったな～と、思いつつ伊勢エビとあまり変わらないかな？　豆腐サラダは、まぁ、不可も無し。雑炊は唐揚げと一緒に食したので、美味しかったけど、薄味だったのでちょっと負けてた。
　で、美味しかったー満足ーって思っていたら、女将さんがこれ食べてってドラゴンフルーツを出してくれました。ドラゴンフルーツってインドネシアとか香港とかで食べるけど、食べたいって味じゃないからって思ったんですが……。出てきたのを見てまず驚き。まるで血のような赤さを内に秘めているとは！　白もあるよって事で、白も切っていただきました。味は、東南アジアで食べるドラゴンフルーツよりも良かったです。何も手を加えていないので、甘さがあまりなかったですが、今後品種改良とかすれば良い特産品になるかもしれませんね。
　腹も一杯になり、今回の裏目的の天体観測へ。いやー、双眼鏡を買ったばかりで星がどのように見えるか試したかったんですよ。南種子から中種子の間に、日本一星が綺麗に見える場所があるらしいので、行ってみました。あいにく、月は満月に近く、曇りだったので、運がよければって思いでしたが……。日本一星が綺麗に見える場所が見つかりません。地図とカーナビ頼りになんとかたどり着きましたが、田んぼの端っこの貯水槽みたいなのに看板が書いてあるだけ……。夜だと、わからんて。とりあえず、双眼鏡で雲の薄くなっているところを覗くが、見えない。しゃーないので月を眺めてすっごくきれいに見えたので、驚きつつ、良い買い物したかなって思っていたら、天頂付近で雲の切れ間！　双眼鏡で覗くと、見えます。肉眼で見えなかった星まで！　雲の切れ間を見つけては覗くことを繰り返しました。でも、期待していた満天の星空は無理でした。
　ホテルに行く前に、もう一度、宇宙ヶ丘公園で空を眺めてみました。先の場所より街灯とか有って、それほど暗くはなかったんですが、雲の切れ間からは結構、星を見ることが出来ました。で、ホテルに。ホテルはＳａｎｄａｌＷｏｏｄって名前の平屋。全部で１０室ぐらいかな？　サーファーとかの御用達なのか？　レストランとしても有名らしく、チェックインしたときも何組かのお客さんが食事をしていました。
　部屋は広く、風呂も温泉で良かったです。気になった点は、天窓があり、そこから光が入るため、電気を消しても真っ暗にならないことぐらいでしょうか？　あぁ、あと、結構、虫の音とかが聞こえてきました。
　前日、あまり眠れなかったのですが、この日は割合すんなりと眠れました。

　科学技術館を後にして、行っていないところを虱潰しにしようと思い、まず、科学技術館の裏手にあるカーモリの峯に。
　失敗でした。
　いや、だって、殆ど運動もしていない人が行くもんじゃないです。関節炎の原因がここだと思ってます。
　最初の展望所までは問題なかったのですが、次に至る道が獣道とおぼしき細い道。ここ、入って良いのかな？　って感じ。段々、角度が急になる登り道。息が切れる切れる。第二展望所到着。第二展望所から射場は見えないし、行くところまで行こうと思い……。もう、なんか山登りじゃないですか、これ？
　なんとか、第３展望所へ。で、ここまで来たらって感じで頂上まで行きました。頂上は……木が生い茂っていて射場見えません。第３展望所の方がよっぽど見えますよ。で、登りが急なら、降りるのも一苦労。落ち葉や砂地で滑りやすくって、これ、もうちょっと整備しないと危険ですぜ。
　降りた後、固体ロケット試験場に向かってみる。大きく『立ち入り禁止』の看板。やっぱだめか。仕方がないので、ロケットの丘展望所を目指す。その途中で、待避所があったので、Ｕターンしてその下の崖をのぞき込むと、ありました固体ロケット試験場。見学ツアーに組み入れて欲しいなー（射点と一緒で外に出ないタイプで良いから）。
　ロケットの丘展望所で、射点を見て宇宙センター内で見るものは無くなったので、増田宇宙通信所へ。
　増田宇宙通信所は、動いているパラボラアンテナが無いし、見学部分もたいしたこと無いレベルだったけど、出口近くの映像を見る部分は、本家宇宙センターにあった方が良いのじゃないかと思えた。どちらかというと、子供に楽しんでもらえるようにアイデアを出しているって点では展示自体は頑張っていたかな？
　宇宙関連はこれで終わり。ちょっと飯時間に早かったので、近くの男淵女淵の滝へ。誰も分け入っていないせいか、蜘蛛の巣だらけになる。
　まだ、時間があったので、宇宙ヶ丘公園へ行ってみる。持参した双眼鏡で射場を覗くが、遠いなぁ。

　ツアー終了が１２：１５頃で、食堂を一般開放するが１２：３０なのでちょっと時間が余り、竹崎展望台に行く。竹崎展望台は、打ち上げ場所から退避圏外ギリギリの場所にあり、テレビとか新聞とかの打ち上げ写真はここから撮られているとのこと。一番上まで上がってみたが、大体４階ぐらいのビルの高さであり、この高さまで撮影機材を担いで上がるのは大変だな。見学場所としては、あまり面白くないので、次の施設へ。
　見学場所には含まれていない竹崎射点の『TR-IA』の打ち上げランチャー見に行く。立ち入り禁止の札が無いし、構わないだろうと思い、見学。チェーンの内側には入りませんでしたが。
　良い時間なので、昼食へ。さっき見学したRCCの近くで食堂の矢印に従っていくが、わからない。ゲストハウスの扉、開いてないし……。うろうろしていると、ゲストハウスの奥から職員の人たちが出てくる。奥の方に行くと食堂有りました。何があるかちょっと期待して……何もないです。学食レベルだ。値段とボリュームをみてカツカレーにしました。
　食事が終わり、宇宙科学技術館へ。
　宇宙科学技術館は、まぁ、あれだ、予算無いから仕方がないよね。１階部分は色々なロケットエンジンがおいてあるし、この前壊れた『だいち』の熱構造モデルとか見応えが有るような無いような。２階は子供向けと思われるロケットの仕組みとか衛星軌道についてとかの展示。でも、一部故障してるし。別部屋で実物大『きぼう』モジュールがあったけど、お台場の日本科学未来館の方が、良くできていた。

６時頃起床。目覚ましは６時半だったけど、やばいなー運転中に眠くなるかも。
　７時から朝食バイキングだったけど、６時４５分には行って、開始しているかを聞く。全部揃ってないけど、それでよければって事で、早速、色々と取ってみる。一角に鹿児島特産のものが置いてあり、それを中心に取ったのだが、あれこれ取ると結構な量に。
　食事後、チェックアウトしてホテルの車で鹿児島空港へ。JAC3761便で種子島に渡る。初めてプロペラ機に乗った気がするのだが、フラップが５ｃｍぐらい下に下がって終わりってのは、ジャンボの２段フラップとかを普段見ているので、こんなちょっとで揚力を得られるのか不安。
　プロペラ機SAAB 340Bは特段揺れることも無く種子島空港へ到着。さて、日産レンタカーに電話しようかな？　って思ったら、レンタカー会社のカウンターに日産レンタカーが有ったので、伺うと店舗に行くので付いてきてくださいとのこと。……付いていく？　あぁ、レンタカー運転してあなたの運転する車に付いて行けってことですね。車は日産マーチ、走行距離は驚きの１１００キロ。エンジン始動とストップがボタンなのとアイドルストップが付いている。サイドブレーキが手なのは普段乗っている車と違い、よく間違えた。契約と支払い終了後、種子島宇宙センターへGO。と、思ったんだけど、荷物を先に宿泊先に置いておこうと、ホテルへ。
　ホテルは南種子町と宇宙センターの間にあるんだけど、中種子町で南種子行きと宇宙センター方面で間違えて、宇宙センターの方に。このまま宇宙センター行って見学するか迷ったけど、明るい内にホテルの場所を確認しておいた方が良いと思い、脇道から南種子に向かう。大体の場所は分かっているけど、初めての場所だし、ナビ使った方が良いと思い、ナビに電話番号入力して案内開始！　あれ？　どこだここ？？？　なんか、ホテルの電話番号と住所がリンクしていないっぽく、そこら辺に案内したみたい。仕方なしに、うろ覚えのホテルの場所へ……。南種子から宇宙センターに向かう大きな道が途中で工事で断線しているし……。やばいなーホテル見つからないかもって思っていたんですが、迂回路が終わってちょっと行ったところに看板発見。無事、ホテルについて荷物をお願いしました。
　空港出たときは充分時間があったけど、道に迷ったりしたおかげで、ホテルを出たのが１０：３０。予約している１１：００の施設案内ツアーに間に合うかどうか！　って思ったんですが、ホテルから、ちょっと走ればすぐに着いてしまいました。